ベトナムの世界遺産 ・ フォンニャケバン国立公園 | ||||||
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フォンニャケバン国立公園
フエの北約200kmのところに位置し、ラオス国境まで続く広大な国立公園で2003年7月にユネスコの世界遺産(自然遺産)
に登録されました。
地底川とフォンニャ洞窟の入口
フォンニャケバン国立公園は、約86,000haの面積をもち公園の9割強は原生林で覆われており、そこには希少な動植物も生息しています。
イギリスの科学者などによって調査された結果、2億5000万年前に形成された大小約300の鍾乳洞群は世界有数の広さを誇り、その総延長は70kmにも及ぶことが分かりました。鍾乳洞群はベトナム戦争時には隠れ家や武器倉庫としても利用されました。
鍾乳洞群の中でも規模の大きいフォンニャ洞窟の中には、世界最長の地底川が流れており、長さは7700mにも達します。フォンニャケバン国立公園はフエから片道約4時間と遠く、個人ではなかなか訪れにくいため、ツアーによる観光が一般的です。観光コースで洞窟内の一部をボートで巡ることが出来ます。 |
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