ベトナムの世界遺産 ・ タンロン遺跡 | ||||||
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タンロン遺跡 北正門
タンロン遺跡は、2003年からベトナムの首都ハノイで発掘された遺跡群で、
旧ハノイ城跡周辺とタンロン城跡をあわせたエリアを指し、2010年8月にベトナムで6番目の
ユネスコの世界遺産(文化遺産)として登録されました。
「昇龍」の名前をもつ「タンロン遺跡」は、7〜19世紀にかけて統治の拠点となり、 歴代の王朝の王宮などが建設されました。 李王朝がハノイに都を移したのが1010年で、依頼1000年以上もの間首都として繁栄を続け、また 中国や南アジアの影響を受けながら、独自の文化を形成しました。 タンロン遺跡には、奈良時代の第9次遣唐使に同行して唐の都・長安に留学した阿倍仲麻呂(あべのなかまろ)が 晩年に中国・唐の高官として在任した安南都護府もあったとされます。
タンロン遺跡は、ハノイ市街中央部の比較的狭い範囲内に位置していて観光しやすく現在は端門、 敬天殿・龍の階段、後楼、北門、フラッグタワーそしてタンロン遺跡出土品の博物館などがあり 約4時間程度で全体を見学することができます。 |
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